ハレルヤ

コカイン・ベアのハレルヤのレビュー・感想・評価

コカイン・ベア(2023年製作の映画)
3.8
1985年のアメリカ、ジョージア州。麻薬密売人が飛行機から投げ捨てたコカインを吸引したクマが凶暴化。地元に住む中学生たちとその母親、登山客、森林警備隊、刑事、ギャングと様々な人々を巻き込んだ大惨事へと陥っていくアニマルパニック映画。

昨年公開で話題になっていた作品。早くもアマプラで見放題配信されたので早速鑑賞。「大体こういう内容だろうな」という予想通りの仕上がりでしたね。笑

クマによるパニックを描きながらもブラックコメディな作風がベース。痛々しい描写もエグい描写もどんとこい。オープニングから掴みもバッチリで全体的にリズムも長さも十分。

「あぁこいつ死ぬだろうな」と思った人間は殺られる。「この人は絶対大丈夫だろ」と思ってたら助かるというのもお決まり。読めてしまいますし、展開自体に意外性もありませんが、それも含めて楽しむのがベスト。

80年代の雰囲気も何となく作品にマッチしていて、相性の良さがありました。深く考えずに見るにはバッチリの作品かと思います。本作が遺作になったレイ・リオッタ。御冥福をお祈りします。
ハレルヤ

ハレルヤ