「一気に吸うと気絶するぞ」
暗くて静かで地味
エンタメ的な見せ場もインパクトに富んだシーンもない
史実を基にした映画だとエンドロールを観て初めて分かる
ただこの映画を観て響くものがあるのか
歴史を知っていれば見方は変わるのだろうか？
その点に関してはいささか疑問
登場人物との距離が平等
誰かを中心に据えたドラマでもないので分かりにくく、感情移入もしにくい
誰目線で見つめれば良いのだろう
俯瞰の全体観で観た時には、はっきり言って何も残らない
出来事をただただぼんやりと眺めるだけ
ビジュアルも行動も意図もすべて不鮮明なのが本当に良くない
敵をどう出し抜き、どう逃げるのかが見せ場？
潜水艦ドラマらしく戦略に重きを置いた頭脳戦的な面白さがメインかと思いきや……
指令は出るものの何が目的なのかが恐ろしく分かりにくいので何の爽快感もない
この人たちは何をゴールとしてこんなに苦労しているのだろう？とモヤモヤが続く
体感4時間ほどの映画
恐ろしく長く感じる…
