監督のハワード・ホークスは、ジョン・ウェインなどの男くさい映画のイメージがあるが、モンローを撮るのは、「モンキー・ビジネス」「人生模様」に続いて3作目。
金髪のマリリン・モンローと黒髪のジェーン・ラッセル、対称的なキャラクターを演じるW主演の楽しい傑作ミュージカルを撮っている。
金持ちを狙うモンローなはずなのに嫌味には映らず、全身から漂う色気はやはり只事ではないが、セクシーさばかりではなくキュートさを合わせもつ唯一ならでは世紀の存在。
本作でモンローが歌う「ダイヤモンドは最高の友達(Diamonds Are a Girl's Best Friend)」 は有名だが、金持ち男としか結婚しないという信念を象徴している。