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マエストロ:その音楽と愛とのchaooonのレビュー・感想・評価

3.7
ブラッドリー・クーパー監督& 共同脚本&主演で描くアメリカの世界的指揮者であり作曲家のレナード・バーンスタインの伝記映画🎼✨✨

製作にはマーティン・スコセッシ、スティーブン・スピルバーグの巨匠まで名を連ねる✨

バーンスタインと言えば『ウエストサイドストーリー』の作曲者というのが1番のイメージだけど、若くして評価された彼の指揮者としての面や葛藤や苦悩も🪄🎹🎼
作曲家としての性質と指揮者のそれとは真逆に向かうエネルギーという表現が興味深かった🤔

ウエストサイドのパートがちょろりだったのは残念だってけど、ミュージカルとしてもう一つの代表作『オン・ザ・タウン』のシーンで大満足😍
舞台上に湧き上がるエネルギーに向かっていくブラッドリーが最高🥹💕✨
ちょっぴりダンスシーンまで見せてくれて感激👏
もはやなんでも出来るなブラッドリー🥹

晩年のバーンスタインの姿から冒頭映画はスタートするけど、ブラッドリーの変貌ぶりがすごい✨
声のトーンだったり口元が特に本人に寄せてる感じしたなぁ✨
終盤の情熱的に指揮を振るう姿は熱演って感じだった🔥
肌の質感や特殊メイクも凄い!と思ったら、なんと天下のカズ・ヒロが担当✨✨
歳を重ねてからは5時間、若い時の姿も3時間近くかけているというから繊細な造り込みが凄い👏

モノクロ映像を組み入れたスタイリッシュな映像もあり、全体的にお洒落な映画🤤
序盤のオファーの電話を受け取りベッドルームからステージに一続きになっている廊下がまた不思議な映像描写✨

ただもっと音楽家としてのバーンスタインの内面やエピソードを掘り下げて行く伝記作品を想像していたのだけど、実際は女優だった妻フェリシアとの愛がメインに描かれていてやや肩透かし。
その裏に潜む彼のセクシャリティの部分も描かれているけど、そっちももっと踏み込んだ内容かと思ったらそうでもない🤔
なので正直言うとちょっと思ってたのとは違ったのだけど、妻フェリシアを演じたキャリー・マリガン演技にはいつもながら引き込まれたので、心をギュッとさせながら観た🥹

2人の娘をマヤ・サーマン=ホークちゃんが演じたり、バーンスタインと同性愛関係にあったとされるデヴィッド・オッペンハイムをマット・ボマーが演じたりと、配役も良かった✨✨
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