ブラッドリー・クーパー監督第2作目も音楽がモチーフになっており、第1作の「アリー/スター誕生」同様、映画スター映画のみに許された特権である製作・脚本・主演も兼ねた渾身作。
指揮者で作曲家としての大御所、レナード・バーンスタインの半生記。天才の生涯を、キャリー・マリガン演じる妻との軋轢、天衣無縫な自由さ、そしてその人となりの再現を見事な完成度をもって描かれている。
モノクロとカラーを駆使した映像の切り替え、バーンスタインの音楽が随所に使われている重厚な音楽映画。
配信向きではなく完全に劇場鑑賞向きだし、アカデミーにも絡んでくるはずなのに、先行上映はあったものの、いつの間にか配信されていた。もっと広く長く公開されるべきであった作品。
【音楽映画】おすすめ最低限みておくべき名作・傑作10作品
https://narcos.hatenablog.com/entry/music-movie-osusume
