horahuki

クリスマス・ブラッディ・クリスマスのhorahukiのレビュー・感想・評価

3.5
記録です。

酒のCMで普通にキッズが飲んでるっていう昭和なゆるゆる感が掴みとして抜群!昭和に実際そんなCMあったのか知らないけど😂強烈でカラフルなネオンが、降り注ぐ白い雪を染めあげて独自の幻想空間を作り出す感覚が『VFW』を更に発展させた感があって好き。

内容は至極単純なスラッシャーで、何度致命ダメージを与えても立ち上がるロボサンタが主人公含めたクリスマスで浮かれてる人々をkillしていくという『悪魔のサンタクロース』と『ターミネーター』を融合させたような感じ。それでいてルックやスコア、ゴア描写へのこだわり等々、唯一無二な感触。毎度の如く参照作品を変えただけの80年代リスペクトを貫いてるのがべゴス監督らしいし、どこかの誰かに刺さりそうな映画ネタを仕込んでるのも笑っちゃう😂私以外に『ベットセメタリー』より『ベットセメタリー2』好きな人いたんだ!『ブラッククリスマス』のブラムハウス版を否定してるのも最高だし、『チャイルドプレイ2』が最高傑作もわかる!というか恥ずかしながら『ヘルレイザー』も『エルム街の悪夢』もシリーズ全然追ってなくて、見なければ!ってなった😂

主人公はレコード店?を経営してるやり手女子。「酒も強いし金もあるしSEXも大好きな私について来られる男いるなら連れてこい!」みたいな俺様感がサイコーだし、どれもこれも無さそうだけど何度拒否られてもめげずに延々と主人公さんについていくロボサンタくんの涙ぐましい努力に感動せずにはいられない!実際この辺りは『ハロウィン』オマージュとして意識してやってそうな気がする。「私について来られる男」なんてのは現代ではロボサンタしかいなくて、そこも含めたマッチョイズムとかあの頃への憧憬と現代への嘆きがどこかにあるように思える。同僚くんも察して感満載で自分では行かないナヨナヨくん。結局主人公から行ってるし。クライマックス付近の不死身感は流石に飽きて眠くなった(寝た)のだけど、憧憬と嘆き故なのであれば納得な気はした。参照元がその権化的なシュワちゃんになるもんね。

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