記録です。
序盤で答えを言ってしまって、その中で境界線ギリギリまで押し広げるようにシナリオを練っているのはわかるのだけど、やっぱりその範疇を越えられないわけで、そこがちょっと残念。あえて自ら“呪い”をかけない方が良いのでは？と思った。母親を亡くした3人家族がある種の母の呪縛から逃れられず…という『ババドック』的展開の中で10年代的家ホラーとは一線を画す物理・客観・モンスターホラーへの傾倒は“押し広げ”の最たる例だと思うし、実際に空気感がガラッと変わるので効果的に働いているように思った。それでいて、２つの家族間での近似性と差異を強調するための共通の装置として指標的にも役割を果たしているのも丁寧だと思う。だからこそ『回転』的な境界線を意識させる恐怖演出を人で行うことの意図も見出せ、特に妹ちゃんに異様にカメラが向くシーンが効いている。最後に扉を閉じることも『ババドック』とか『聖なる鹿殺し』感を欲しがったためなのでしょう。そして、一発で姉を仕留めるキッズのローキックが強すぎなので、vsモンスターでも披露してほしかった。入りさえすれば完封できたのでは？
書き殴ってるだけなのでコメント等スルーしてください🙏
