このレビューはネタバレを含みます
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
『オーメン』シリーズ第2作目。
ジャンルはホラーながらも人の死に方が少しグロくなった程度で、相変わらず怖さはあまりない映画。
個人的には前作の方が好きかな。
今作も決してつまらなくはないけれど、やってることは前作とまったく同じだから、話が進んでないように思えた。
成長したダミアン(ジョナサン・スコット・テイラー)が邪魔者を次々に殺していくというだけで、目的がよくわからないのは前作通り(単に自分の存在を脅かすものを消したいだけ?)。
そして、まわりの人々が次々に惨死していくことに対して、前作で亡くなったロバート・ソーン(グレゴリー・ペック)の弟であるリチャード(ウィリアム・ホールデン)が、最初はダミアンの仕業であることを否定していたものの、だんだん信じるようになるという、これまた前作と同じパターン。
ラストは妻のアン(リー・グラント)に裏切られ、刺されて死んでしまうというまさかのオチだったけど。
結局、今回もダミアンの勝ちなんだよねー。
まあ、子供の仕業というのを信じろって方が難しいし、いくら悪魔の子とはいえ、長年かわいがってきた息子同然の子供を殺すのはためらいが出るから仕方ない部分もあるとは思うけど。
そういえば、ダミアンは自分に「666」のアザがあることに信じられない様子だったけど、そもそも悪魔の子ならそんなそぶりはいらないはず。
悪魔の子としてのダミアンとそうでないダミアンでもいるのかな。
あと、音楽は『ファイナルファンタジーⅧ』(1999)のオープニングだけでなく、『ニーア レプリカント』(2010)っぽさもあったけど、やっぱり影響受けてるんじゃないか(笑)
そんなわけで、前作と同じことを繰り返しているだけでそこまで面白いわけではなかった。
次で三部作ラストだけど、果たしてすっきり終わるのだろうか(笑)