Lila

メイ・ディセンバー ゆれる真実のLilaのレビュー・感想・評価

3.1
アメリカのNetflixトップにいるので、ずっと気になってはいましたが、賞レースシーズンなので、もうついでに観てしまおう精神です。

基となった事件は、アメリカではかなり一世風靡したニュースでもあったので、どんな風に脚色してるかは楽しみでした。

実話は既婚で4人もの子持ちの35歳の女性教師が、小学6年生の男の子と関係性を持ち、出産して、接近禁止にも関わらず逢引き重ねて投獄され、また出産して、まさかの結婚までする、とんでもない話ですが…これが男女逆だったら、メディアもあんな取り上げ方しないだろうなーって思ったことを思い出しました。

映画のテンポや作り方、音楽の扱いや描写は、かなり癖があるので、私はそこまで好みではないですが、サイコパス感は出したかったのかな、と。変な作りが目立って、心情が掴みづらいのがネックでした。特にエリザベス。

ナタリー・ポートマンがキーラ・ナイトレイに見えるメイクで、最後までいまいちストンと来ませんでしたが、ジュリアン・ムーアは雰囲気があってましたね。ねっとーーーりした女性の雰囲気は出ていた気がします。でも、存在感薄め。

「これは物語じゃない、僕の人生だ」って言い切るところは、あのメディア加熱していたときに本当に思ったはずだな、と。

題材が特殊で、もっとやりようあるはずなのにと思ったことと、心情がついていきづらく、言葉の使い回しにそんな芸もないと思ってしまった方なので、これが脚本賞ノミネート!?本当に!?うーむ!!!っていう意見です。

誰かの考察解説動画でも観なきゃだわ。

追記:昼メロっぽいって感想を見て、それだわ!!と声が出ちゃいました。実際にあった話なのに昼メロテイストで仕上がってるのが違和感なんでしょうね。
Lila

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