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ミャンマー・ダイアリーズのごーのレビュー・感想・評価

ミャンマー・ダイアリーズ(2022年製作の映画)
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冒頭、コミカルな動きでエクササイズをする女性が映る(井森美幸の例のあれみたいな)が、その後ろでは軍隊が展開している。そしてこの女性以降、登場人物が顔を映すことは無い。撮影者は複数人いるが、エンドロールにも一切名前が出ない。その事が今のミャンマーの状況を物語っている。

自由を求めデモをする民衆。警察に詰め寄る女性。デモをしていた市民に暴力を振るう者(どうやらギャングらしい)。デモ隊に警棒や銃で攻撃する軍隊。数年前の香港の状況と全く同じ光景。

上映後、匿名の監督の1人からメッセージが上映されたが、今のミャンマーはもっと事態が悪化しているという。
軍事政権と外交、経済的に繋がらないで欲しい、との事だった。
日本政府が軍事政権への制裁に消極的なことを知ってのコメントだったんだと思う。
やはりどんな国でも民主主義は尊いものなのではないだろうか。
ごー

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