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The Path パルバティ・バウル 風狂の歌ごえのmeehooのレビュー・感想・評価

4.0
なんの知識もないのですが、インド心を掻き立ててもらうために観に行きました。でもって結果、すごい魅了された!ってことでもなかったのですが、非常に興味深く、また、物事に対する簡潔な定義を得たことも収穫でした。例えば『自由とは、努力する必要のない状態』とかね。

バウルとは、物乞いでも大道芸人でもなく、その本質は『修行者』とのこと。しかし、監督の言うように、確かに吟遊行者の方がだいぶしっくりくる。あるいは、賤しい身分に甘んじることで、神様と戯れ、歌い暮らすことを許されたおどけ者、みたいな。。なんて、たった1本映画見ただけで知った気になるな、アタイ!
パルバディ・バウル本人のちょーーーーがつくキュートさはさておき、正直に言うと、歌声よりも、その歌詞により感動した次第。とにかく詩が美しかった。
あと、梁塵秘抄という日本に伝わる歌(?)を知ったことも大きな収穫のひとつです。『カラスは見るよに色黒し』だってさ。最近、公園のカラスを手懐けようと、こっそりレーズンなどあげてるので、なんとなく共時性でした。
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