春

ナポレオンの春のレビュー・感想・評価

ナポレオン(2023年製作の映画)
3.9
12月2日 映画館にて鑑賞

冒頭、いきなりのマリーアントワネットがギロチンで斬首されるシーン
コロコロコロ〜ッは😨エ!!ってなったけど、それを見物する群集の中のナポレオン
物語の不穏な雰囲気がもうそこからスタートしていた。

絵画のような美しいシーンが多く
中でも〝戴冠式〟はルーブルのあの絵(実物はかなり大きい!)と同じ構図と色彩で再現度が高すぎてビックリでした✨🫢美しかったー
騎馬隊が戦うシーンも迫力があり、血なまぐさいのだけれども絵画のようで美しさも感じてしまう、実際にかなりの人数のエキストラで撮影したらしく‥こだわりが凄いです流石リドスコ監督✨


この作品はフランス🇫🇷では
英雄ナポレオンがイギリス人監督によってそうではない描かれ方をされている。と評判が悪いとの事ですが‥
〝人間臭い孤独な男ナポレオン〟
私は神格化された彼を1人の男として描いたこの作品を、とても面白く鑑賞しました。

戦争を繰り返しヨーロッパを征服するが
ついにはロシア遠征で失敗、島流しに。
その私生活、妻ジョゼフィーヌ(ヴァネッサ・カービーが美しい✨️)への執着心はすさまじくて(ジョゼフィーヌが貞淑な妻だと彼女の肖像画を見て信じていた私には衝撃的な史実でした😅)愛人を作り身勝手に振る舞う妻への支配欲は、そのまま全ての支配欲に繋がって見えるし
とにかくホアキン演じるナポレオンが見事にキモイ。。。妻へのストーカーの様な手紙を新聞記事にされて怒り心頭💢で震えるところは人間味MAX!気の毒過ぎました💦そんなシーンでもキモさは装備するさすがのホアキン(褒めてます😆)
イギリス🇬🇧軍との戦いでブザマに逃げるシーンも🇫🇷には不評だったんだろうなぁ💦

戦争を数学的に考えカリスマ性があるが
生涯で率いた戦いは61
その戦の戦死者は300万人(‼️)
なかなかの数です☠️
彼が亡くなったのは1821年だという事なので
たった200年前の事なんだなぁーと


そして最後の地になった島での
少女たちとの会話が印象的‥
春