青春ジャック止められるか、俺たちを2のマクガフィンのレビュー・感想・評価

ミニシアター設立と映画撮影を交差させながらエピソードを膨らませることが良く、映画を作りたいのに撮りたいことを見いだせない葛藤を描くことが興味深い。作中にあった「自分自身のことを描けば、誰でも一本は傑作を撮れる。」を地で行く作品に。

印象的な言動で前作以上に若松孝二監督のキャラ立ちが良く、芋生悠の立ち位置が絶妙。受付の小窓や屋上から社会を俯瞰したり、身近にいるのに包括的に眺めるような眼差しが秀逸に。

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