垂直落下式サミング

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出の垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

4.0
ディズニーの100年が大集合。
『ウィッシュ』は、100年の歴史を背負ってたつ最新版であると同時に、かつての売りだった華やかさや豪奢さをおさえた地味な画風なので、そういった方向性の長編の最初にくっついてる短編としては、フルオールスター総出演の華々しい豪華さは、空気読めてない気がした。前座がこんなのやったら、あとに控えた真打ちがなにやってもシラケるもん。
写真撮影のために壁の絵から出てくるのは夕暮れの逢魔時なんだけど、ディズニー社ってスタッフみんな夕方に定時退社できんのかってのが気になった。どこも、あんなホワイト企業だったらいいのにね。
僕はといえば、ソファでぐうたらがはじまりました。そう、勤め先が斜陽産業につき、はやくも仕事納めで冬休み突入なんすわ。平日の昼間っから毛布をかぶってゴロゴロ~ゴロゴロ~と勝ち誇っていたところ、年末も出勤する彼女さんの今にも人を殺めそうな目付きで言う「いってきます(怒)」に恐れおののくこととなり、今日一日は反省しながら寝たり起きたりしていました。
しっかりクリスマスデートしたのは、何年ぶりだったのかな?まあ、三十路だし。お互いあんまりイベントごとでワーキャーするような性格でもないんだけど、まわりの人たちと同じことをしていると真人間になれたような気がして、映画みてライトアップみて食事してドライブがてら帰るみたいな凡庸さに安心したりします。いいクリスマスだったんじゃないすかね。