METがアメリカなら、こちらはイギリス。
バレエの演目の中でも明るい作品で、超絶技巧が満載の作品。
キトリ演じるマヤラ・マグリはブラジル出身のキュートなプリンシパル。
バジル演じるマシュー・ボールはイギリス出身のプリンシパルで、バレエ界のロバート・パティンソン(勝手に言ってます)のようなイケメンだし、この作品に登場する男性ダンサー達は、俳優になれそうなイケメン揃いだった。
この作品はとても有名で、今までも様々なキャストで演じられてきたが、この二人が演じるキトリとバジルは息がピッタリで、プライベートでもパートナーであると知って納得した。
ホールドリフトという、男性が片手で女性を持ち上げる大技や、3幕での32回転するグラン・フェッテは息をするのも忘れるぐらい素晴らしくて、舞台で失敗できない一発勝負の技を難なく披露するダンサー達には本当に感動した。
そんな最高なダンサー達の中に、前田紗江さんという日本人ダンサーがいた事も嬉しい。
『ドン・キホーテ』はバレエに詳しくなくても楽しめる作品だと思う。
