Paula

ポラリス 死闘のアイスロードのPaulaのレビュー・感想・評価

1.0
本作と先日鑑賞した『唐獅子仮面/LION-GIRL』のシチュエーションが、雪だらけのディストピアか砂漠が広がる不毛の地かの違いだけで成り立ちはクリソツ。

After the fires, came the floods... and then the freezing. The world as you live it, ceased to exist. Few survived. And yet... There is hope. Fate puts us in the way of a magical child... I call Sumi. Sumi had been raised by mama bear beyond the treeline, and lived without human contact.
The star would call out to them. To follow. You could see in Sumi's hand. How they would talk. Theirs was a language foreign to me... Different from yours that I speak now, or even my own. This language of nature... of the bear... and of the trees Sumi would soon meet.
When Sumi and mama bear left the refuge of the barren lands it was to follow this elusive star... which would appear night or day. The star guided them towards the treeline, toward humans, and inevitably towards danger. But, also destiny.

以前からカナダ産の映画の質は、歯車に例えれば一本や二本の歯が欠けていると思っていたけど... この映画『ポラリス 死闘のアイスロード』ではその歯すら見当たらない。

そんな映画でもバジェットは二百万ドルを浪費している。嫌みとして、まさか今は廃止されたジンバブエ・ドル建てでは!? (2008年当時、1ジンバブエドルは約0.0000000000086円なり)

Youtube のトレーラーではアメリカ合衆国の映画評論サイト "Rotten Tomatoes" の評論家たちの肯定的レビューが100%となっていたけど実は、もう一つの評価がある。それは我々一般人が評価を下す "AUDIENCE SCORE"。それ がまさかのたったの10%! それを載せないなんて、まぁ、トレーラーは宣伝でですマス。付け加えるなら、こんな映画評論サイトの評価をまともに食らう御仁は動画してるぜ!?

Now, Sumi and mama bear have reunited in the night sky. Their light brings hope to this cold world.

ラストシーンは本作での最も予算をかけたと思えるほどの出来栄えであったのと女性陣の雪が実際に降っている中での演技には拍手を送りたい。 ...でも?
何が、"死闘のアイスロード" なのか?あの『ダイハード2』でもやっとのこさ見ることに耐えたのに...スノーモービルの動きの鈍さとそれを後押しする緩慢なカメラワーク。コミュニケーションをとるのにはとても不可能と思える理解不能な言語なのにどうして、吹きっ曝しで放置されている車がたとえ雪の中とはいえ120年もの間、外装がピカピカなのかが最後まで分かりませんでしたとさ? 嫌みを失礼。

よく言えば、この作品は黙示録的意味合いが強く映画のシンボル的存在の淡い紫色に光るポラリスが映画での道しるべとなっている。その道しるべを含めた発光体を管理し、地獄の支配者であり "最後の審判" の時には すべての魂を審判の席に座らせる役割を担う天使で後に悪魔となるウリエルというカトリックでは認められていないユダヤ教に登場する想像上の天使がいる。
だから主人公のスミは生身の人物であると同時に神話のおとぎ話の人物でもあり、人間と獣、地上と宇宙の間の標準的な境界を混ぜ合わせる掛け橋的な能力者と理解できれば、映画もまた理解の範疇に入るのかもしれないけど... 暴力がなかったら、病んで汚染された地球と新たな希望の探求についての社会的良心を伴う、堅実な家族の冒険として見れたかもしれないけども... 

    あたしには、無理!

堕天使となったために四大天使の中でも不人気であまり知られていないウリエル。ウリエルのもう一つの顔は裁きと預言を示す本と巻物を持つ姿から人のこれから先の行く道を説く解説者とするなら... 
"Their light brings hope to this cold world." この言葉からするとスミもウリエルの立場を継承する存在になるのか?

意味不明な部分が多く、脳ミソウニのあたいでは理解不可能なため休みます。  辛辣なコメントを怒らないでくださいマセマセ💕
Paula

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