流れ者が偶然知り合った若者との絆と心の交流を描いた西部劇。
カーク・ダグラス主演、ウィリアム・キャンベル共演、ジーン・クレインとクレア・トレヴァーがWヒロインを演じる。
流れ者の牧童のデンプシー・レイ（カーク・ダグラス）は若者のジェフ（ウィリアム・キャンベル）と無賃乗車していた貨物列車で偶然知り合い、ワイオミング州のある町にやって来た。
二人は新しくできた三角牧場に雇われることになる。
ある日、2人がキャシディの経営する隣の牧場のそばを牛追いで通りかかった時、ジェフはそこの牧場主の娘テスと恋仲になる。
しかしデンプシーはキャシディが牧場に有刺鉄線を張ろうとしていることを知り、キャシディに敵意を抱く。
一方、三角牧場主として東部からリード・ボーマン（ジーン・クレイン）がやってくる。
彼女は1万5千頭の牛を放牧するつもりで、デンプシーに牧童頭を頼む。
やがて、テキサスからデンプシーと旧知のスティーヴが三角牧場の牛5千頭を連れてやって来るが.....
明るく快活なカーク・ダグラスの魅力が詰まった作品です。
オープニングは主題歌”MAN WITHOUT A STAR（星のない男）”♪で始まりワクワクです。
当時の西部では、風呂は屋外に作るのが常識だったことが描かれていて興味深い。
屋外の露天風呂は確かに気持ちよく、私も大好きです。
流れ者が偶然知り合った世間知らずの若者の面倒をみることに違和感を感じたが、後にそれには深い理由があることが明らかになり納得です。
「有刺鉄線は嫌いだ 使うやつも」
クライマックスのテキサス流の決闘も見どころです。
そして主題歌が流れる中、カーク・ダグラスが”星の無い男”らしく去っていくエンディングがカッコいいです。
2023.3 NHK BSP で鑑賞（字幕・チオキ真理）
2022.5 NHK BSP で鑑賞（字幕・チオキ真理）
