ドン・ヴィト・コルレオーネを演じる、マーロンブランドは、口に綿をつめ、演技したらしい。(貫禄を出す、特殊メイクみたいなものです。)
劇中でのその演技を、たまに私もマネしちゃうw。
愚かだが賢く、賢いが愚かな、(人間らしく、矛盾をかかえた)ドン・ヴィト・コルレオーネは、五大ファミリーのボスでした。
たった一つの、決断。一つの言葉。一回の会議。そこで、政治家との信頼関係を失うのを恐れるが故に、シリーズ全てを通して、延々と続く怨嗟の殺し合いです。
結婚式のシーンから始まります。
劇中のマフィアのルール((国や組織によって違いますが、(法律や、校則や、社内規定、つまり、仲間同士の約束。「掟」))は、お祝いの席で、花嫁のお父様は、困りごとを抱えた人の相談を引き受けて、頼みを聞いて、仕事を割振る(社長が、顧問弁護士と相談しながら、お仕事をするようなものとお考え下さい)ところから始まる、引きの画(私の記憶が確かなら、アップのシーンから、カメラが、後ろに遠ざかります)
が素晴らしいです。
ラテン系のイタリアの方々らしく、熱血で、明るく、お下品なジョークが、飛び交う結婚式です。
でもボスは、静かに、仕事を薄暗い部屋で次々にこなします。
そこまでの、俳優さんとしての、演技力は素晴らしく、私はよく、真似をしたもんです。。と言う話です。
〜中略〜
そして、最後の、シーンで、彼が、「ファミリー」を捨て、「ファミリー」のドンとなる訳です。
つまり、時代背景も御座いますが、
奥方様や妹に、嘘をついて、家族を捨て、仕事(組織・会社)を選ぶ。となると、お考えいただければ結構です。
仇討ち物語、但し、マーロンブランド演じるヴィトーは、長男そして、末子の嫁まで惨殺されたにも関わらず、タッタリアとバルジーニを表向きとはいえ許しています。ドライかつドンとして相応しい判断です。
更にあるファンサイトに、「ヴィトーは幸福な死に方だった」とありましたが、孫と遊びながら、というシチュエーションは確かに良かったでしょうが、サンティーノの死が彼に残した心痛は、計りしれないでしょう。
マーロン・ブランドが、アカデミー主演男優賞を受取るのを拒否したのは、この作品だったと朧げに覚えてます。
ネイティヴ・アメリカンの、女性活動家を代理に、立てました。敢えて晴れ舞台を、
社会的に弱い方々に、お譲りになられた、
ヘイトのない方と云うことです。
ご興味御座いましたら、ググレクズで御座いまし。
なんか、アル・パチーノの声、タナカマキコに似てるな。脳内再生してる、、、