子供の頃に見て印象に残っている本作。溢れ出る90-00年代映画感。立て続けに連続するアクションの量感と配分の良さ、ドラマの挿入の仕方が映画を弛ませない。大味薄味を自覚して余計なことはせずにエンタメに徹しきっているのが良かった。
アンジーなのが最適なキャスティングであると感じさせるミステリアスなキャラで、ロマンスな要素もありつつ先入観を利用したかのような脚本は見事。とにかくアンジーが最高なのはもちろんのこと、やはり脇を固めるキャストも良かった。リーヴ・シュレイバーやコリー・ストール、キウェテル・イジョフォーなど丁度いい役者に囲まれている。