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アルカトラズからの脱出のsunflowerのレビュー・感想・評価

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)
3.8
1960年初頭。
絶対に命あるまま脱獄することは不可能と言われたアルカトラズ監獄からの脱走劇。
実話。

モリスが移送されてきて、囚人達と少しずつ打ち解けていき、仲間になって一緒に脱獄するでの数ヶ月。

凄い執念なのは間違いないけれど、もしこれが現代だったら絶対こうはいかないよね、という、割とずさんな計画だったりもして🙄
でも、60年程前のことですからね。
システムもセンサーも、何もかも今とはグレードが違うわけで。

危うく看守に見つかりかける場面がちょいちょい出て来て、結構ドキドキさせられましたね。

そして、一緒に脱獄計画を遂行してきた仲間の一人が付いていけなかったのが、可哀想でした。

これって、本来あるまじき脱獄劇なのに、クリント・イーストウッド様効果なのか、囚人を応援してしまうというあの心理は何なのでしょうか。

映画の、観ている人を主人公に共感させる力って凄いですね。
これがニュースで見ている出来事だったなら、脱獄なんてけしからん!ってなるところですからね。


それにしても、IQが高くて頭脳明晰そうなモリスがどんな罪を犯したのかは最後まで触れられずじまいでしたが、一体何をやって収監されたんだろう。
あれだけの頭脳。もっと別の使い方をすれば、大成功していたかもしれないのに。。

どういう境遇に生まれるかって、やっぱり人生に影響してしまうのかな、、。もったいない。。。
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