kazu1961

マトリックスのkazu1961のレビュー・感想・評価

マトリックス(1999年製作の映画)
4.4
▪️Title :「マトリックス」
Original Title :「The Matrix」
▪️Release Date:1999/09/11
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards
第72回アカデミー賞 視覚効果賞、編集賞、音響賞、音響編集賞
▪️Appreciation Record :2019-123 再鑑賞
▪️My Review
映画史を変えたと言っても過言ではない、90年代を代表する作品です。私は初見の時にはあまりの素晴らしさに唖然としました。
この作品の本質ですが、90年代この覚醒を願っていた作品が数多くみられました(ファイトクラブなど)。覚醒といっても「本当(理想)の自分」への強い憧れということです。
そして、何より度肝を抜かれたのはそのアクション。のちに監督のウォシャウスキー兄弟(現在は姉妹)が「バレットタイム」と呼んでる言葉通り、まさに爆弾したね。ラディカル、ハイテンション、エキサイティングなものすべてを込めて10倍にしたようなシーンに引き込まれてしまいました。
そして、ストーリー展開はもちろんすばらしくて、頭をガツンとやられた気がしました。世界が塗り替わるようなプロット、どんでん返し、アクション。何もかもが過不足なく盛り込まれています。ネオが飛び去って映画が終わると魂が抜けたようになってしまった記憶があります。
そして、その様々なメタファーや哲学、世界観も色んな人によって語り尽くされてきてますが、作品はウィリアム・ギブスンから香港のアクション映画や日本のアニメまで様々なものに影響を受けた上で、特にジャン・ボードリヤールの哲学を基調としたとウォシャウスキー兄弟は語っています。。多くを語るととんでもない情報量に!!
ほんと面白い!!素晴らしい作品だと思います。
(今の時代、AIによる仮装実現空間はよりリアリティを持ってみれますね!!)
▪️Overview
キアヌ・リーブス主演で、仮想現実空間を舞台に人類とコンピュータの戦いを描いたSFアクション。SF作品であるが、カンフーファイトのテイストも含んでいる。ストーリーの各所にメタファーや暗示を置き、哲学や信仰というテーマも表現している。香港アクション界の雄、ユエン・ウーピンをアクション指導に招いて取り入れたワイヤーアクションや、バレットタイムと呼ばれる撮影法により革新的なアクションシーンを生み出し、世界的大ヒットを記録した。監督はウォシャウスキー兄弟。出演は、キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィーヴィング、ジョー・パントリアーノ、グロリア・フォスターなど。
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