ムーミーコロコロ

いつか晴れた日にのムーミーコロコロのレビュー・感想・評価

いつか晴れた日に(1995年製作の映画)
3.8
ヒュー・グラントの名前があったので鑑賞。
19世紀のイングランドの話。
お辞儀の仕方で、先日見た「プライドと偏見」を思い出した。やっぱり。原作者が同じジェーン・オースティン。原作が「分別と多感」。確かに作品の中に分別と多感を感じる。
この頃の結婚って、まさに家どうしの契約みたいなところがあって、どんなに愛していてもお金のために結ばれないというケースがたくさんあったのだろう。
ウィロビーにもう少し気概があれば違う結果になったかもしれないけれど。
そんな中、たとえ自分は報われなくても、愛する人を陰で支え続ける大佐。もともとお金もありゆとりがあるのかもしれないけれど、愛する人の幸せをひたすら願うのが素晴らしい。
エドワードについては、微妙だな。約束と愛。約束を守ることはもちろん大事だけど、本当に愛してる人を諦めなくちゃならない。心にフタをして約束を守っても、本当の幸せは訪れるのだろうか?
最後はハッピーエンドで終わって、本当によかった。作品途中で溜まり始めたモヤモヤ感がスッキリした。
最後に余談ですが、エマ・トンプソンとグレッグ・ワイズ、ご夫婦だったんですね。この作品を制作している頃はまだ結婚されてなかったけれど、2003年に結婚されたとのこと。最後はウィロビーがお姉さんと結婚しちゃったことになりますね(笑)