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長屋紳士録のDのレビュー・感想・評価

長屋紳士録(1947年製作の映画)
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戦前にも作品を発表していた小津が、戦争の影響により、5年ぶりの映画公開となった1947年制作。

復帰1作目は、戦後らしい長屋の人情物語として撮られている。

戦争が小津に与えた影響として、最前線で壮絶な体験をしたからこそ、戦後は家族の日常をテーマにした作品を撮りたい、と言及しているように、背景としての強烈な原体験としての説得力を感じる。

その終戦直後の厳しい世相を反映させているため、孤児をテーマにユーモアを交えて取り上げている。

当時の風景も映し出されており、ノスタルジックを感じる、真の意味での古きよき日本映画だ。

日本映画の三大巨匠!!!
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