ディーラーの仕事をしているサリーの元に別れた夫デイヴと妹がやってくる。
その目的は大量のヘロインを捌くこと。
サリーはその隙を縫って隣人でギャングのルーに売り捌こうとする。
最初は軽く儲けようという気持ちが、どんどんと悪い方向に走っていく。
それでもこの初老ギャングと手を組み、事態を打開しようとする様。
バート・ランカスターとスーザン・サランドンのコンビが小気味よく、アメリカ映画なのに痛快とは言えないがホッとする後味。
ルイ・マルがアメリカで映画を撮ると、こうなったという完成例。
どうりでヨーロッパ的な匂いが感じられるわけだ。