2度目の鑑賞。とても面白い。
事実ベースでフィクション要素強めやつ。
妹を食わせる為に盗んだ僅か50ドルで
アルカトラズへ収監されたヘンリーヤング。
不当に繰り返される虐待と３年以上のアナグラ監禁により、
精神崩壊し刑務所内で本当に殺人を犯してしまう。
その裁判を担当したクリスチャンスレーター演じる弁護士が、
正義の為に奮闘するストーリー。
あまりにも可哀想で事実を調べてみたら、
実際のヘンリーは幼少期から父親に盗みを教えられ、
２１歳で服役。
その後も何度も服役。
刑務所内では反省するどころか共犯者仲間を探し、
出所後も銀行強盗をする程の常習犯だったらしい。
アルカトラズへ送られる前に、
モンタナとワシントンの州刑務所の中でも殺人を犯している。
アルカトラズに送還後も、
ストライキやサボタージュを行ったり、
相変わらず反抗的かつ暴力的だったらしい。
作品とは違い、
独房に３年間入っていた事実はなく、
実際は数ヶ月で照明や簡易な家具もあったらしい。
マケイン殺害は、
独房から解放された１年後であり、
アナグラから出た直後の精神崩壊的な感じでもない。
殺害理由は、
脱獄の失敗はマケインのせいだという怨みからのよう。
獄中死もしておらず、
４８年まではアルカトラズに収容。
以後７２年まではワシントン州刑務所に収監。
仮釈放後は行方をくらまし現在も生死不明。
という事を知り、
ホッとした。
