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ローラーとバイオリンのDのレビュー・感想・評価

ローラーとバイオリン(1960年製作の映画)
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瑞々しいながらも、すでに才能の片鱗が頭角を示している、当時28歳のタルコフスキーが卒業制作として手がけた中編映画。のちのモチーフとして多様されることになる、水・光・鏡などの取り入れ方だったり、年の離れた男の友情に反映させた祖国への想いだったり、芸術性の高さとメッセージ性を合わせ持ち、志の高い気高さは原点からも感じられ、そのバランス感覚は神がかっていて神秘的、驚愕の才能を突きつけられ、圧倒的な熱量を帯びている。
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