Eyesworth

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドのEyesworthのレビュー・感想・評価

4.6
【世界の果てへの波乗り】

ゴア・ヴァービンスキー監督の海賊冒険譚シリーズ第3弾

〈あらすじ〉
東インド会社のベケット卿は、デイヴィ・ジョーンズの心臓の力を使って世界中の海賊たちを葬る。彼らが生き残るには9人の「伝説の海賊」を集めて戦うしかない。しかし、そのうちの1人は生死不明のジャック・スパロウだった…

〈所感〉
いつもこの第3弾だけすっかり内容を忘れている。しかし、ワールドエンドという中2心を擽られるタイトルはずっと残っている。あのピーナッツやカニは何かのメタファーなのだろうか?前作のラストで凄惨な死を遂げたジャック・スパロウだったが、ものの40分ほどで死者の世界から帰還する。ただ、行きはよいよい帰りは怖い。ゲームの裏技のようなとんでもない方法で元の世界に帰る。世界の果てへの波乗り。ダイパの四天王リョウの部屋での裏技を思い出さざるを得ない。
Green Flash✨️ここが一番の見所かも。
シンガポールの海賊サオ・フェンなど新登場の大物海賊たちの共演が熱い。全然見せ場はないが。元は陸で平和に暮らしていたウィル・ターナーとエリザベス・スワンが幾多の荒波を経て海賊として、それぞれのやり方でそれぞれの道を選ぶのが素晴らしい。そして最後はしっかりと主人公として締めくくるジャック・スパロウ。これは三人の大海賊の始まりの物語だったのか。内容はやはり面白いが、いかんせん長い上に、ファンタジー故に入り組みすぎててついていけなくなるのも正直なところか。
Eyesworth

Eyesworth