妙にイライラする映画である。
子役スターだったベティ・デイビスが、
交通事故をきっかけに歩けなくなった姉のジョーン・クロフォードを苛めぬく。
その苛めも陰湿で、
姉が可愛がっていた鳥や、
鼠を食事に出したりする。
このあたりは、
『危険な情事』を思い出した。
もちろん、
意味なく姉を苛めているわけではなく、
理由があるわけであるが、
周囲の人間に虐待が知れそうになると、
2階で両手を縛って動けなくしたりする。
ここまでくると、
もうサイコホラーの域に達していて、
後半に入るにしたがって、
ベティ・デイビスが狂気じみてくる。
終盤、
姉を連れ出して、
海水浴場に出て行き、
そこで警官たちに見つかることになるのだが、
そこでのデイビスのダンスが恐ろしい。
イチゴのアイスクリームを持っているんだ。
とっても後味の悪い映画です。
観る価値あり!