浅野公喜

結婚の夜の浅野公喜のレビュー・感想・評価

結婚の夜(1935年製作の映画)
3.3
ゲイリー・クーパー演じる小説家で既婚の男がポーランドの移民の女性に恋をするドラマ。

スランプに陥っていた彼が妻の居ない間に女性に惹かれ小説を書くことで二人の距離は急速に縮まるのですが、決して一線を越えることはない奥ゆかしさがこの時代らしくて好きだったりします(かなりオーソドックスな流れですが)。その女性は好きじゃない相手との結婚が迫っており色々ゴタゴタするのですが最後はちょっと意外な展開が有り、それがあまりに唐突で納得出来ない終わりではあるのですが部屋の窓から見える幻影含め妙な余韻が残る作品でした。

序盤にはオットー・ヤマオカという方が演じた日系人のお手伝いさんも登場し、ちょっとだけ日本語も聴けます。
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