21世紀になり満を持して登場した『宇宙戦艦ヤマト』の実写版。
ルックは完全に『スター・ウォーズ』『スター・トレック』『ギャラクティカ』等の模倣。
逆に言えばそれが可能になるほど日本のVFX技術も進歩しているということ。
正直00年代までは観るに耐えないレベルのものも多かった日本製VFXも、
この『ヤマト』前後からやっと標準的なクオリティを確保するようになったと感じている。
後にアカデミー視覚効果賞を獲得する山崎貴監督のハリウッドに対する憧れを素直を表明した作品ともいえる。
ストーリーは初代『ヤマト』及び『さらばヤマト』のイイとこ取りといった感じで
間を繋ぐメロドラマには多少興醒めするものの、原作のポイントは手堅く押さえ器用にまとめている。
キャラクターは俳優のイメージに寄りすぎて原作とはかなりかけ離れたものになったが、原作にそこまで思い入れはないので個人的には特に気にならなかった。
