観たい観たいと思いながらも配信にあんまりなかったりで、なかなか最初の一作にありつけずにいたルイス・ブニュエルをついに。『アンダルシアの犬』から先に観たかったけど、そちらはDVD貸出中…ということで先にこっち。1930年の作品か、サイレントからトーキーへの移行期、いわゆるあの時代のやつやな?黄金時代?金鉱の話しか?ぐらいの調子で肩ブン回して観始めたら…
?????
事前情報をなるべく入れずに映画を観るわたくしはおったまげました。脳みそがなんかおかしなことになって、何にも理解出来なくなっちゃったのかと思った。あーびっくりした。
一体なんのことやらさっぱり理解出来ずに、観終わって早速現代人らしくググってみると、どうやらこれがシュールレアリスムというやつらしい。ダリ!知ってる!あの時計溶けちゃう絵描く変なヒゲの人だ!ルイス・ブニュエルとダリ、仲良しだったんだ…!
くーーー!
シュールレアリスムのことなんてたいして知らなかったけど、このアナーキーな破壊衝動に最高に痺れたぜ!と言えるセンスを持ち合わせていたかった。残念ながら終始お口あんぐりの阿呆面。
奇抜で印象的なショットやシーンはいくつもあって、やたらとエロティックなシーンだったり、急にベッドに牛いたり、窓から司教さん放り投げられたりしてて、ネットにある解説をナナメ読みしただけでもなんとなくはルイス・ブニュエルがどういうことをやろうとしてたのかは分かったけど…
正直これをイケてると思うセンスは自分にはないかもしれん。大した思想がないからか?ヘコむわ!
でも今までで1番なんのこっちゃ分からない映画体験だったので、その希少性からこのスコア!
GEOレンタル 7/18