まさなつ

フェーンチャン ぼくの恋人のまさなつのレビュー・感想・評価

3.9
「すれ違いのダイアリーズ」
が、とても良かったので、この監督の前作を観ました。

前作と言っても、5人での共同監督とのことです。オムニバスでもないのに、どんな分担をしたのか不思議ですが、1本の映画として、なんの違和感もありませんでした。

子供の頃の友情や初恋を描いた王道作品です。タイ映画もこのジャンルでは、韓国や台湾映画に負けていないですね。

主役の男の子の、幼なじみで初恋相手の女の子がいるんですが、まあ、その年頃にはそれを認めたくなくて、男友達には意地張って否定するが、、というよくあるパターンです。
何だか分かっていても、ズキズキしますね^_^。
その二人が、一軒隣の散髪屋どうしという設定もおもしろいです。
親同士は、商売敵でありながらも、実は結構仲が良いという、そのやりとりも面白いです。
アジアのこういう作品は、どこか懐かしく、親近感がわいてきます。

タイの映画は、今年の大阪アジアン映画祭でも、結構本数がありました。この監督の新作(オムニバスです)もありました。「ギフト」という作品ですが、観られなかったので、是非公開してほしいです。
まさなつ

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