小さいころ我が家のお正月行事は家族揃って寅さんを観ることだった
普段は忙しい父母や兄と連れだって行く映画館は特別で、私は年始が特に好きな子どもだった
そんな華やいだ感覚と
寅さん映画の人情風情がピッタリ相まって
フーテン気質の寅さんがいつもひょっこりサクラの居る柴又に帰ってきてしまうその磁石性を、子どもながらに理解していた感じがする
今回久しぶりに第一作目を観られて
胸にグンときたシーンがある
なにからなにまで最高だったけれども
寅さんが結婚式のラストで
末席から新郎新婦席に駆け寄るあのシーン
あのシーンの勢いに圧倒された!
あれはヤバかった
あんな表現されたら
もう完敗だわ
やはり寅さんはサイコー!
一生大事にしたい映画