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七福星のmatchypotterのレビュー・感想・評価

七福星(1985年製作の映画)
3.4
サモハン、やりたい放題。
3部作×4シリーズ、ぐるぐるローテーション。
Part.Ⅵ。3周目②。

前作から少しメンツを補強するも、前作同様、詐欺師集団が騒動に巻き込まれる展開。

やたらとトレンディな感じでタイのパタヤビーチにバカンスしに行く詐欺師集団。
余暇を楽しみ、“お楽しみ”に耽りたいがコイツらがそんなストレートにバカンスできるわけがない。

冒頭はそんなパタヤビーチをなんとか楽しみたくてジタバタする御一行。
ギラギラと欲を出し過ぎて女性陣にあしらわれ何も良いことなし、ここまでがセットの冒頭のバカンス。

そこから海岸での謎の襲撃爆破騒動があり、タイの“ニューハーフ”の殺し屋集団に襲われて一気に物騒な展開に。
太っててオドオドしてるのに、急にスイッチ入ってやる時はやる男、サモハン、カッコいい。

バカンスを切り上げてズラかろうとする彼らだが、成り行きで麻薬の密輸組織から追われる女性を匿うことになり、見事に渦中に引きづり込まれる第2作目。

なんと、なんと。警察側。
前回はジャッキーとユンピョウのゴールデンコンビだったが、今回はさらに、さらに、、、アンディラウが。
若くてキラキラしてるアンディラウ。

この3人が組織の取引場面に乗り込むシーンはこじんまりとしてるけど、華がある。
この3人の躍動感とエネルギーが眩し過ぎる。

とはいえ、今回も詐欺師側の騒動がメインで、ジャッキー、ユンピョウ、アンディラウは要所要所だけ。

なのに、出てくる時はがっつり爪痕残す存在感と躍動感あるアクション。

こんなヤバくて危険な騒動に巻き込まれていくいつもの詐欺師連中たち。
どんな時でも女のケツを追いかけるその執念。

ちっとも目的を果たせず、何かとムダに全員で押しかける。
抜け駆けすると皆に何されるかわかったモノではないのはわかるが、みんなで良い思いしようと、できもしないことすべてに首を突っ込み出たとこ勝負。

それで何か得られる気が1ミリもしない、、、と思ったら、出たとこ勝負の柔道教室の美人先生、彼女、ミシェルヨーじゃないか、、、得るモノあったな。

もはやその演劇コントの必要性すら疑問に持ちつつ、そんなしょーもないコントの繰り返しをしているうちに、一方のジャッキーたちの警察と組織の衝突が激化。

そんなしょーもない連中が急にそっちに巻き込まれる。
警察側もこんなヤツらがゾロゾロ入ってきて邪魔でしかない。

あの女の子が“盲目”を装うトイレのシーンぐらいか、機転が効いたのは。

倉田保昭、良い仕事してるし。
倉田保昭vsジャッキー、一歩間違ったらマジでジャッキー死ぬんじゃないかのアクション、そして、サモハン、と、ユンピョウ。
この最後のアクションシーンがそこまでのおふざけを精算する感じ、さすが。

コント映画とアクション映画、別々の2本の映画を無理やりクロスオーバーさせた、みたいな映画。
発想というか、これを何だかんだとまとめ上げるサモハン。相変わらずスロモーションの使い方、秀逸。
最後はしっかり自分の見せ場も作って、、、やるじゃないか。

エンディング曲もめちゃくちゃトレンディで、なんか色んなことがコテコテ過ぎて恥ずかしくなってくるけど、楽しくなってきた。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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『matchypotterと映画の秘宝』
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作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
(まだ始めたばかりでお粗末が過ぎるブログですが)
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