2002年、ポール・W・S・アンダーソン監督、脚本によるアクション・ホラー。
長らく続く『バイオハザード』シリーズの記念すべき第一作目。
原作は1996年にカプコン社が発売したコンピュータゲーム。
主人公アリスを演じるのはもちろん、ミラ・ジョヴォヴィッチさん。前年、2001年には奇跡的な名作コメディ『ズーランダー』にご出演。
ミラ・ジョヴォさんはキャリアを重ねるにつれて格好良さに磨きがかかり、近年では貫禄さえ漂っておりますが、本作ではまだ十分に可憐さを十分に残しておられ、つい見惚れてしまいます。
T-ウイルスの流入を敏感に察知したワンワンたちは直ちに吠えまくりますが、よく見ると一番奥のワンワンは平然としております。
十中八九、単に鈍感なだけでしょうが、あるいはT-ウイルスに耐性をお持ちの稀有なワンワンなのかも知れません。
前半、アンブレラ社特殊部隊の隊員を次々と葬り去ったレーザートラップが異様に恐ろしく、とりわけ格子状のレーザーに見舞われたワン隊長の最期はトラウマ級のおぞましさ。
襲い来るゾンビの群れの方がまだ幾らかはマシに見えてしまうのが、作品の方向性からして少々、残念でございます。