BIGBANG
ストーリー
1950年。朝鮮人民軍が軍事境界線を越えて進撃したことで始まった朝鮮戦争で韓国軍は首都・ソウルを陥落されるなど劣勢を強いられ、ついには朝鮮半島南端まで追い詰められてしまった。そこで学徒兵が招集される。
主演 BIGBANG T.O.P
朝鮮戦争において韓国軍の學徒義勇兵となった少年が、母に対して送ったという手紙を元にして製作された。
泣ける。
終盤の怒涛の勢いに参る。
三池崇史のクローズシリーズを観ている気持ちになるのが近いだろう。
戦争映画であり、ゾンビゲームの様な雰囲気すら感じた。
全体的にアクション要素は激しくかなり良い。銃撃戦のシーンのピント送りがなかなかエッジが効いている。
しかし、それまでの少年兵たちの出会いや友情を育むまでが長く、割と平凡的。
キャラクターを存分に活かしきれているとは言えない。
それもそのはず、全体的にツギハギの様に捉えられなくもないカット割が余計にややこしくする。
それもこれもBIGBANGのTOP(演技初心者)に合わせた映画作りを行なっているからだろう。ワンチャン、脚本もTOPに当てて書いてるのか?と錯覚してしまう。
開始30分経っても主役のTOPのセリフは四言しかないからだ。ほぼ、セリフなしで不自然なくらいカット割が雑なクローズアップと急にカッコよく映したがるカメラマンの思惑が見え隠れしている。
確かに髪型の影響か幼く見えるが、これならプロの役者に任せてあげてほしかったところだ。