健一

ミネソタの娘の健一のレビュー・感想・評価

ミネソタの娘(1947年製作の映画)
2.6
1947年 🇺🇸映画 モノクロ作品。

第20回アカデミー賞
主演女優賞(ロレッタ・ヤング)受賞

広大な農場で両親と3人の兄と暮らす女性。
彼女はこの日看護学校へ寄住する為 生まれ育った故郷を後にする。
しかし旅の途中 詐欺に遭い所持金を騙し取られてしまう。
学費を稼ごうと足止めされた街でハウスメイドのバイトを始める。
勤め先は国会議員が暮らす大豪邸だった。
働くうちに彼女は家主の議員に惹かれ、彼もメイドの事を気にかけるようになる。
ふとしたきっかけで 彼女は議員候補となり対抗馬として家主の議員と選挙戦で争うこととなる。
しかし互いに惹かれ合うふたりは政治よりも愛を育む事を選ぶのだった。

設定がめちゃくちゃ。超強引。
ありえない事の連続で 物語は勝手に進んでいく。
脚本が悪いのか?編集がヘタクソなのか?
90分間で田舎で暮らす女性が国会議員になるまでを無理矢理描いている。
これをサクセスストーリーと呼んでいいのか? なかり疑問が残ります。

本作の原題は「Farmer's daughter」。この作品から ミネソタ感 は全く感じません。
冒頭の農場のシーンが まぁミネソタなんでしょうけど。テロップが出てくる訳でもないですし。
もう少し違う邦題なかったかな?思っていた作品内容と全然違った。

本作でアカデミー賞を受賞したロレッタ・ヤング。
本来ならイングリッド・バーグマンがこの役を演じるはずだったが 家主の議員を演じたジョセフ・コットンと不倫疑惑が報じられ スキャンダルを避ける為降板。 まさかの代役で主演女優賞を獲ったロレッタ・ヤング。まさにラッキーガール🤞。
だが、本作を見る限り そんなにすごい演技をしているとは思えない。


まぁ 強いて言えば「プラダを着た悪魔」にちょっと似てるかな??
あの系の作品が好きな人なら楽しめるかも。
男性と女性で 見方が分かれる作品ですね。



😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

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