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タクシードライバーのOSHOのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.1
ホアキン・フェニックスの『ジョーカー』が好き。まじめな男が悪へ変身していく物語。
この『タクシードライバー』が『ジョーカー』元ネタのひとつなっているとのことで、できたら映画館で観たいと思っていたけど、名画座(早稲田松竹)で上映していたので観る。

ニューヨーク、一人暮らしの青年。
夜、なかなか眠れない男は、夜の間ニューヨークの繁華街のタクシードライバーをやることに。
ロバート・デ・ニーロ演じる好青年風の外見、(当時のアメリカ白人にしては)黒人もゲイなども差別せず乗せるし、タクシードライバーとして順調に働いていた。
ある日、大統領候補のオフィスで働く女に一目惚れする。その女とデートすることになるが、デートの行き先がポルノ映画だったためフラれてしまう。
そこから、悪へ豹変していくロバート・デ・ニーロ…

1976年の映画なのに、ジョーカーより支離滅裂な男だった。
ホアキン・フェニックス演じるジョーカーは笑顔も卑屈な感じの下層級という感じなのに対して、ロバート・デ・ニーロ演じるトラビスは、ロバート・デ・ニーロのステキな笑顔だし、下層級でもないし、余計に怖く感じた。

主人公は1950年頃生まれという設定だし、日本でいえは、団塊の世代(ベビーブーマー世代)と新人類世代(バブル世代)の間のしらけ世代(現在70歳くらい)を代表する人物像なのかな…とも思った。

他の人のコメントを読んで…
あの売春婦の少女役はジョディ・フォスターだったの!
それも13歳のころの演技!
二重に驚いた。
『レオン』のナタリー・ポートマンよりも凄い!
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