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WILD HOGS/団塊ボーイズのmfgのネタバレレビュー・内容・結末

WILD HOGS/団塊ボーイズ(2007年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「WILD HOGS/団塊ボーイズ」


メンバー①ダグ(歯医者):
息子に尊敬してもらえない哀しさ…な残念パパ/
→ワイルドに覚醒するも…中年男性によく起こるストレス性発作で救急病棟へ…/(“もう中年か?”と問われて“年だけはね”と応えたり、息抜きを勧めたりする理解ある妻が素敵!)/

メンバー②ボビー(恐妻家):
女だらけの家庭における女の強さにタジタジ…/夢を追うのは1年だけの約束により…→“事務所(=配管工事(ファーム))”に復職するも…/ある意味見事な“命中屋”/被害が集中しちゃう損な役回り(いい意味で…笑)?/

メンバー③ダドリー(むっつりスケベ):
革ヘルとゴーグルがチャームポイント(→“スヌーピーさん(→ブサイク男の女よけ)”)/頭でっかちタイプで 空気読めないタイプで 各所やらかすタイプ 笑/

メンバー④ウディ(高貴なジャコウの香りのコロン、“カウボーイ弁護士”):
離婚に破産で悲惨…/いつも無計画で行き当たりばったり(歯医者夫妻談)/やっぱりダンス上手(どうしても「サタデー・ナイト・フィーバー」がチラつく…)笑/

→…そんな4人の心の拠り所“ワイルド・ホッグス”!(“ワイルド・ホッグス”=“イノシシ”)


“(妻や息子のためにバカをやめたとの発言について)僕は病人だ 病人は人のせいにする”
息抜きには無計画性や行き当たりばったり精神って大事だと思う


遠乗り(ロード・トリップ)へ…:
〈ルール〉
無計画で行き当たりばったりの旅/ルールのない旅/計画はなし/西海岸へ向かう/予定なし/“行き先なんて知るか”/“GPSなんて必要ない バイクと道路があればいい”/“予定もクソも考えない”/“大事なのは…自由だ!”/合言葉は“ワイルドで自由”!/テーマは“何でもあり”/それぞれの旅の目的(歯医者:昔の自分を取り戻すため/カウボーイ弁護士:日常を忘れるため)


→携帯破壊!
(むっつりスケベの一投がトラックのフロントガラスに直撃!最高のスタートを切ることに…笑)

妻には内緒の恐妻家(便器の講習に出てることにして…)/バイカーとしてタトゥー(アップル)を彫ってくる気合っぷりのむっつりスケベ(“商標だ 文句あるか 彫っちまった”と誇らしげに披露(…でもヘルメット着用の有無とか安全性については気にする) 笑)/(⇔ワイルドモード歯医者の“道路を肌で感じたい”(→“道路を頭で?”との恐妻家 笑))
(※“バイク事故死の62%はヘルメットで防げる”らしいので、そこはちゃんと遵守しましょう)


野宿にて…
・環境への配慮(“(ウンチ入りのビニール袋を持って)ビニールは土に戻らない 明日ゴミ箱に捨てる”→“(非難轟々にて)クマが届かない枝に吊るす”)も几帳面な“パソコン君(=むっつりスケベ)”
・人生について…
もっと自由な人生を夢見てた→郊外の歯医者に…/足にゴムをはくような仕事に戻る気はなかった→(一晩中カカアにわめかれて…)“惨めなだけ”で“腰抜け”な今に至り…/(むっつりスケベも女が怖い)/夢の人生を送っているように見えるジャコウのコロン(金はある/旅は自由/女房は美人モデル)も…“同じ夢でも悪夢かも”な本音を吐露し…
・焼きマシュマロはキャンプの醍醐味!美味しそう…だけど…
→テントに火が移るハプニング!
→ いちいちやらかすむっつりスケベ(火を消すつもりでぶちまけたのは燃料で今度はテント全焼)…笑


→翌朝の悲劇
(“アゴがガクガクだ 3時間も口で…”を“愛の話”と勘違いされ…(“(小さなマットレスで夜を凌ぐも…)男3人がベッドで仲良く?”(はみ出ちゃった恐妻家)/理解ある…?ゲイ警官の“焼きもち”と“いかが?”のお誘いにタジタジ…笑/“君たちは気づくまいが相手がいるって幸運だぞ”と淋しそうに立ち去るゲイ警官…/(“いい男だ”と目覚めの予兆…?なむっつりスケベ…?)))…笑

・妻の言葉通り小便の頻度高めな“熟年ライダー”っぷり
・他ライダーにすれ違いざまガムを吹っかけられちゃったり…バードストライクしちゃったり…(→“ワイルドだ”と笑い飛ばせ!)

(⇔本物のカッコいいオヤジライダー集団…笑)


水浴びにて…
・素っ裸のむっつりスケベに触発され、ワイルドモード歯医者も(“俺たちヨレヨレか?昔なら何も考えずにパーッとやってた”)…恐妻家も(“俺のを見ると友情が壊れる”)…そしてジャコウのコロンも…!
・→解放感!…からのピンチ…!笑 またもや勘違いの憂き目に遭い…
(子連れの平和な一家の訪れ/子供に悪影響を及ぼす状況にて、“ここは“ヘビ”が出る”とか必死に警告するも…/→“変態だ 急げ”と一目散に去る一家…)
・→…からのゲイ警官再来!
(“肩車ごっこ”の提案→第二案は“オニさんこちら”→一目散に去る4人…笑)


・ちょくちょく立ちション、時にはキャンピングカーのトイレを拝借(“ありがとう 窓は開けといたよ”との感謝と配慮は忘れず)…笑


バイカー酒場へ…
・地元の族(=“デル・フエゴス”)の洗礼に遭い…
・危険な香りがプンプンする展開に…(またもや火をつけたのはむっつりスケベ…笑 本当どこまでもやらかしてくれるよね 笑)
・族のヘッドの慧眼っぷりがピタリすぎて凄い 笑


内輪揉め…からのリベンジ!
・バイクを奪われすっかり弱気な歯医者&恐妻家(警察に電話しようとしたり…現状を甘く見たり(“(奪われた)バイクは忘れろ(代わりにもらったボロボロの)サイドカーも楽しいって”)…早くその場を去ろうとしたり…あっさりゴロツキのせいで旅をやめることを認めたり…)
・vs.(&“(カウボーイ弁護士に)ついて行く”とのむっつりスケベ(※根性があるわけではなく、サイドカーがくっついてて1人じゃ帰れないため))
・→取り返しに行く派vs.“我々は行かないぞ”同盟
(“許せないからって1人で決めるな 高校の時からいつも自分勝手だった”→“君の人生も俺のせいか?”(うまくいかないことを他人のせい環境のせいにするのはダメ!)/“これは冒険旅行のはずだろ?なのに日々の生活を捨てようともしない”)

・1人で立ち向かうカウボーイ弁護士(※ただし割と姑息な手段で…笑)
・→見事バイク奪還成功!“我々は行かない”同盟には虚偽の武勇伝語っちゃう…笑
・(真実:こっそり族のバイクの燃料パイプを切断(→ カウボーイ弁護士の計画通り…というか計画以上の展開(酒場大爆発)に…笑)/武勇伝として…:)
・(※ トラックに隠されて見えなかった“次の給油所 320キロ先”…やっぱり悪いことはするもんじゃない笑)


・危機的状況下において披露される雑学(サボテンのない砂漠もある/暑さでイカれるのは脱水症によるもの…血液が濃くなって血流が悪くなり頭に血が回らず体までイカれる)は人を苛立たせ 殺気出させる 笑


“マッド・リッド”
・手押しバイク→“給油所 閉店”→食堂へ
・ほぼ強盗的立ち居振る舞い
・むっつりスケベの両刀使い疑惑…?(ホモ警官を“いい男だ”と言ったと思いきや、今度はウェイターに惚れて“彼女最高だ”)
・“お尻ペンペンされた話”
・保安官イチオシの“チリ・フェスタ”(=“激辛チリ・コンテスト”…去年はノドから血が出る者もいた、“人生が変わるぞ”)
・“デル・フエゴス”について…(町の厄介者/飲み食いの勘定を払いたがらない/2〜3カ月に1度来店)


・保安官らと“牡牛たたき(=人生など怖くないっていうちょっとした遊び/本当に字の如く牡牛の尻を引っ叩くだけのシンプルなルール(※たたいたらすぐ逃げなきゃやられる)/)”に興じ…
(“人生何もせず安住したくない”ということで…/言い出しっぺの歯医者はビビって尻込み…→反対してたカウボーイ弁護士が危険を顧みず“寝てたら負け”の心意気で見事にやり遂げる…さすが“カウボーイ弁護士”なだけある笑 これぞ真の遊び人!日常を忘れるという自身の旅の目的に忠実!/→昔の自分を取り戻すため…いざ!(※2度成功したことはない→ヤバい)/→3人がかりで見事な闘牛!(ハメた?保安官らに対して何の恨みもなく盛り上がれる感じがアメリカンで最高!)/(→…からの牡牛の復讐→やっぱり被害者になっちゃう恐妻家(3メートルは突き飛ばされちゃって…/(きっとコロンのせいなんかじゃない))笑))


・相手に対して発した悪言を反省して直接相手に謝ることも大事だし(歯医者→カウボーイ弁護士:“自分勝手だ”)、口には出さなくても相手に対して思った悪なる思い(カウボーイ弁護士→歯医者:“根性なし”)をもちゃんと謝れるって大事!相手とそれを笑い飛ばして昇華させられたら最高!


族の偵察部隊2人組の襲来…
すれ違いコント的展開により調子乗っちゃって…町民から大喝采浴びちゃって…


いろんな意味で大言壮語や嘘は身を滅ぼす…笑
(カウボーイ弁護士:真実を知らない仲間たちの言動等にヒヤヒヤ…旅に出た理由も…/恐妻家:ここにきて妻にロード・トリップがバレちゃって…)

⇔正直者は最終的に報われる!
(いろいろやらかすけど、想い人であるウェイターに対して自分自身について偽らずに正直に話すことができるむっつりスケベは偉い!)


・ウェイターの自己犠牲の愛が美しい…!
・(⇔自己保身に走り尻尾を巻くメンバーらや保安官らが情けなさすぎ…)
・愛する人のいる男の勇気!強さ!あっぱれ!(…でもやっぱりちょっと残念なとこも…それもまたチャームポイント?笑)

・…なんやかんやでやっぱり“俺たちはホッグスか?”→“ワイルド・ホッグスだ”でグーパンチ!熱い!
(本件に対し責任を感じ、“俺がカタをつける バカでいるより死んだほうがマシだ”と人質に取られたむっつりスケベを助けに向かうカウボーイ弁護士/→“イノシシ(ホッグス)は群れて動く”とチームの団結力再び…!/昔の自分を取り戻す歯医者!(…しかし“バカっぽいけど出陣前に大声で“黄金の騎士”と 気分が高まる”との提案は…))


いざ出陣!
vs.族にてもやっぱりちょっとダサくて…おマヌケで…でもちょっとかっこよくて…!
オヤジ4人の奮闘っぷり!心意気!熱く振りかざす正義感!泥臭くてカッコ悪くてカッコいい!
(→それは人の心を変える力がある!族に怯えるしかなかった町民らも一致団結し立ち上がる…!)

→真のバイカーはやっぱり超カッコいい…笑


大団円!
・恐妻家:
やっぱりまさに恐妻家夫婦(…でもちょっとだけ“愛の証”(→噛み締めるようなチュパチュパ 笑)→愛が深まって…?)
・歯医者:息子からの株が上がった…?
・むっつりスケベ:
180°変わって(雑学ひけらかす以外は…笑)恋人となったウェイターとお熱く…!


そして旅は続く…


エピローグもフィクサーぽくて好き!


・ワイルドに生きよ!年齢に捉われるな!
・“ワイルドで自由な男”(≠“熟年ライダー”)!
・細々考えずにワイルドに生きることで得られる生の実感!
・(※ただし健康には注意を払うこと(肉を食い ポテトにはソースをかけ バターにかぶりつく…最高にワイルドだけど、多少コレステロールとか気にして!笑)→ 健康面においては中年を自覚すること、精神面においては中年を自覚しないことが大事!)
・みんな絶妙に残念で最高!笑
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