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犬飼さんちの犬のmraのレビュー・感想・評価

犬飼さんちの犬(2011年製作の映画)
3.2
2023年/12作目
ほっこりほのぼの系かと思いきや、いやそういう風に作られてはいるんだけど、何だかほっこりしきれなかった🥲

まず主人公のお父さん。東京に大切な家族と住んでいたのに単身赴任で島の小さなスーパーへ。やる気のない店長にヘコヘコする日々。家族が大事だから毎日リモートで一緒に食事。家に帰る機会ができて帰ってみたら大の苦手なワンちゃんが家にいる。
「反対するでしょ」って黙って飼い始められていたその時点でお父さんとしての威厳無いし、お父さんが大切にしていた家族から相談もしてもらえないって‥()

お母さんは「お父さんが島へ行くことになって家族が沈んだから、一つずつ新しいことをしようと思った」ということでカラオケ教室に行ってる、って伝えてたけど、実際は街角でガッツリバンド活動😂いやめちゃ楽しそうで歌うめえ、ってなったけど‥やっぱりオトン信用されてないんやないか!笑

二人のお子さんは特に何も無し。笑

店長は材料改ざんして本社に呼ばれてこっぴどく叱られたのに反省の色なし。最低店長。笑

同僚?の鳥飼?さんは本音と建前の使い分けが下手な子やけど、東京に言って企画提案力爆発してまさかの本社で勤務することになるっていう。島から出てみんなに支えられてるってことが分かったって、島を出て良かったね。

サモエドのサモンはとにかくもふもふで可愛かった!やけど、家族がただ飼い始めただけやからマナーも芸も何も出来なくて、せっかくお父さんがサモンに慣れてドッグランに連れていくまで成長したのに、何も芸ができなくて、なんか態度悪い店員に「適当に可愛いから飼い始めたんでしょー?」とか言われてキレたら「二度と来んな」って言われて出禁くらうことになったやないか!家族!ほんましっかりしつけせえ!

佐藤二朗は安定の不審者。笑

映画版って書いてるからドラマとかあったってこと?知らんと見てしもた。

ただ全体的に掴み所なくてオチも弱くて風呂敷緩やかに広げて片付けんと帰ってったみたいな妙な違和感だけが残ってしまう感じでした‥。ほんで最後お父さん島に戻る時、サモンと一緒に帰ってなかった!?お父さんの分身のためにサモン飼い始めたのに!?鬼畜では!?笑
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