型破りな刑事バディの活躍を描いたTVドラマシリーズの劇場版作品。
舘ひろしと柴田恭兵がW主演。浅野温子、仲村トオル、木の実ナナ、中条静夫、室田日出男らが共演。
中光製薬で制癌剤を研究していた研究員が何者かに殺される事件が起き、ライバル会社のコスモ薬品の株が急騰する。
横浜港署の鷹山刑事（舘ひろし）と大下刑事（柴田恭兵）は、コスモ薬品の株の売買で30億円儲けた画商（室田日出男）を犯人と断定し、画商の職員（浅野温子）を拉致して倉庫に監禁し、自白を強要するが…
二人の刑事が軽いノリでテンポよく行動する。
ストーリーと関係なく刑事が突然踊り出すなど、インド映画もビックリの構成で笑える。
一方で、証拠は何もなく憶測で容疑者と決めつけて拉致や監禁したり、犯人を殺すなど、あまりにも軽率すぎ。
物的証拠がないままで犯人が死んでしまうので、現実であれば迷宮入り事件になるかもしれませんね。
刑事ドラマとしてはかなり強引な内容なので、あくまでも雰囲気を楽しむ作品です。
昭和バブル絶頂期の世相を反映した株が絡んだ犯罪や、ハイソカーとして人気を誇った日産のツートンカラーのレパードやスポーツカーの赤いフェアレディZが登場するなど、昭和テイストを味わえる。
最後まで笑いを誘う楽しいポリスバディドラマです。
「勇次 しっかりつかまってろよ」
「鷹こそ しっかりつかまってろよ」
2022.10 TOKYO MX TVで鑑賞
