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愛しのタチアナのDのレビュー・感想・評価

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)
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〜最初に一言〜

本作はアキ・カウリマスキ作品のベストであり、オールタイムベスト級の作品。

どれくらい好きかと言うと、ジャームッシュの「ダウン・バイ・ロー」「ストレンジャー・ザン・パラダイス」レベル。

#最高オブ最高

アキ・カウリマスキ作品をみていると、どこか自分にも当てはまるな、という時が多々ある。

本作はその最たる例で、兎に角2人のキャラクターが非常にイイ。

スーツを着ている仕立て屋でコーヒー中毒&レザージャケットを身にまとう車の整備屋でアル中のコンビ。

対照的なようでいて、共にロック好き、車好きで、車内でもレコードをかける。

そんな魅力あるふたりが車に乗って旅するロードムービー。

途中女性を乗せて、ある目的地まで目指すという展開なのだが、相変わらずまぁむっつりとしていて、全然喋らない。

繰り返しみてしまう。

60分の名画。

マッティ・ペロンパーの遺作。
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