レオ

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人のレオのレビュー・感想・評価

4.1
堅牢な刑務所・アズカバンから脱獄した囚人に狙われてしまう、三年生になったハリー・ポッターのお話。
過去作にも度々言及されていた単語『アズカバン』が満を持しての登場です。
そうなんです、ちゃんと前作と前々作を鑑賞必須なので一見さんお断り。
過去作の『不思議な魔法ファンタジー(ポップ体)』のイメージを払拭して、ダーク面が強く描かれ人間関係のリアリティさがありました。
あと有名な呪文『エクスペクト・パトローナム』は今作が初出。
応援上映ならここで弾幕必須。

今回は魔法使い専用のナイトバスや生徒に人気のホグズミード村など、ホグワーツ学外のイベントが多く、魔法使いの世界の視野がぐわーっと広がり、見ていて楽しいことこの上ない。
何故ハリーは狙われるのかを軸に色々な謎を放り投げながらも、ラストにて全て筋を通してくれる爽快感はハリポタならでは。
途中で差し込まれるタイムパラドクスもちゃんと機能してるのでその手のジャンルが好きな人にもオススメです。
あと、スネイプ先生(仮)の女装が見られるのはこの作品だけ!

今作のキーパーソンになるのが、ハリーの親と同級生について。
もうこの設定がエモエモのエモ。(原作読んで下さい)
この設定が好き故に、この巻が大好きで映画化を本当に!本当に!待ちわびておりました…。


あらゆる面で大好きな作品ですが、ラストで何ともいえない表情のハリーがどアップで終わるのはなんとかならないんですかね…?
レオ

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