健一

チャンプの健一のレビュー・感想・評価

チャンプ(1931年製作の映画)
3.2
1931年。 モノクロ作品。

89年も前の作品です。
当然ながら両親も生まれてません。😅

オープニングのMGMのマークのライオンの吠え方が雑。
時代を感じます。


第5回アカデミー賞
最優秀主演男優賞(ウォーレス・ビアリー)
最優秀脚本賞
受賞。

'30年代の🇺🇸といえば世界恐慌の真っ只中。
本作が製作された'31年は 一昨年前に比べて興行成績が半減。 閉館する映画館も続出したそうです。

今、新型コロナの影響で全国殆どの映画館が休館を余儀なくされています。 と同時に映画製作もストップしているはずです。
本年度の世界興行成績はこの世界恐慌の頃のような成績に恐らくなるでしょう。

だが、映画が消えて無くなることはありませんでした。この後 第二次世界大戦を迎えても 映画は滅びません。
それは 映画はどんな時でも希望を与えてくれるからです。
人間は 希望 が無いと生きていけません。
映画は人生に希望を与えてくれるから滅びないのです。
映画館で映画を見れないというのはファンにとって本当に辛いものです。 でもどうか希望を捨てずにいつか映画館が再開したら皆様 是非映画館に足を運んで頂きたいと切に願います。

本作も暗い時代に作られた希望に満ちた感動作です。
大した収入も無いのに 酒に溺れギャンブル好きの落ちぶれた元世界王者のボクサーと彼を チャンプ と慕う幼い息子との親子の物語。
チャンプは息子の為に再度 世界王者に返り咲こうと再びリングに上がる決意をする。

簡単に言うと「ロッキー」と「クレイマー クレイマー」を足したような作品。

色々と ツッコミどころは満載だが、そこは89年前の作品ということで 勘弁して頂きたい。
純粋に観れば感動する名作だと思ってます。



TSUTAYA JR板橋駅前店にてレンタル
😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

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