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ノッティングヒルの恋人のYYamadaのレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
4.3
【恋愛映画のススメ】
 ノッティングヒルの恋人 (1999)

◆映画のジャンル:
 ロマンティック・コメディ
◆ロケーション:
 ノッティングヒル / ロンドン
◆パートナー(カッコ内は公開時年齢)
 ♀️: ジュリア・ロバーツ (31)   
 ♂️: ヒュー・グラント (38)

〈見処〉
①ラブコメ映画の最高峰!
 J.ロバーツが贈る現代のおとぎ話
・『ノッティングヒルの恋人』(原題: 「Notting Hill」)は、1999年に公開されたロマンティック・コメディ。
・本作の舞台はロンドン西部のノッティングヒル。バツイチの冴えない男ウィリアム(
ヒュー・グラント)が経営する小さな書店に、ある日ハリウッド女優のアナ(ジュリア・ロバーツ)が訪れる。その後、ウィリアムは街角で偶然アナとぶつかってジュースをかけてしまい、彼の自宅でアナの服を乾かすことに。アナは不器用だが誠実な彼に惹かれ、2人は恋に落ちるが、そこには社会格差や価値観の違いが横たわる…(eiga.comより抜粋)。
・冴えない書店主とハリウッド女優の恋愛を描く本作は、ラブコメ映画の「帝王」ヒュー・グラントと「女王」ジュリア・ロバーツが主演し、脚本は後に『ブリジット・ジョーンズの日記』『ラブ・アクチュアリー』を手がけることになる「ラブコメの名手」リチャード・カーティスが担当。90年代最高のロマンティック・コメディ作品として、現在でも高い人気を誇る作品である。

②結び…本作の見処は?
◎: ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントの持つキャラクターの魅力を存分に引き出し、脇役の友人たちにも重要な役割を与えている本作の脚本はロマンティック・コメディの最高峰。出会い・接近・別離・大団円の全てが高いレベルで描かれ、特に終盤のサヴォイ・ホテルでの記者会見の場面は、大団円に相応しい感動シーン。
◎: 『ラブ・アクチュアリー』『アバウト・タイム』などリチャード・カーティス脚本の他作同様、劇中歌にあわせた演出が素晴らしい。本作ではエルビス・コステロがシャルル・アズナブールの名曲をカバーした主題歌「She」が冒頭とエンディングに効果的に使われている。
○: 本作でジュリア・ロバーツが演じるハリウッド女優アナの立ち位置は、彼女の代表作『プリティ・ウーマン』のヴィヴィアンと真逆。連続鑑賞で対比してみるのも面白い。
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