スティーブ・マックイーン×ポール・ニューマン共演のパニック映画。超高層ビルで発生した火災で追い込まれる人々と、消火・救助にあたる消防士たちの様子を描いた作品。
２時間半超えの大作だが、ほとんど飽きることなく最後まで観ることができた。さまざまな登場人物の群像劇のようになっていて、窮地に追い込まれた人間の無様さや勇敢さ、そして消防士たちの仕事振りなど、見ごたえのある作品だった。
特に、主演の２人の渋さが光っていたと思う。ポール・ニューマンはビルの設計士役だが、ダイハードばりの活躍ぶり(銃はそんなに撃ってないが)。そしてマックイーンも、消防士のリーダーとして指揮だけでなく自らも最前線でレスキューにあたる姿がかっこよかった。
どんなに技術が発展しても、人間のおごりや怠慢によって人災が起こりうるという現在にも通じる教訓を伝えてくれる良い作品だったと思う。
