OSHO

赤ひげのOSHOのレビュー・感想・評価

赤ひげ(1965年製作の映画)
4.6
黒澤明監督の代表作のひとつ。
はじめて観たけど名作でした。

江戸時代、
長崎で西洋の医学を学び、将来は幕府の医者になろうというエリートの若い医者(加山雄三)が、
通うことなったのは初老の赤ひげ先生(三船敏郎)の病院。赤ひげ先生は無料で医療していたため、来る病人は貧民層ばかり。

若きエリート医師が赤ひげ先生のところで医師として成長する物語。

ストーリーは完璧。医療ドラマの歴史に詳しくないけど、たぶん、現代も続く医療ドラマの原点になっているんじゃないかな。
お金がある人からは分捕るというのは「ブラック・ジャック(手塚治虫)」に引き継がれてる感じだし…

3時間の長い映画。患者側のいくつかのエピソードがあるけど、ラストのおとよ(二木てるみさん)のエピソードが特に良かった。当時、15歳くらいなのに凄い演技でした。
杉村春子さんの嫌な役も良かったということだけど…

杉村春子さんだけでなく、田中絹代さん、笠智衆さん、志村喬さんなど、伝説の俳優が多数登場する映画でもある。

感覚的に古いところもあるけど、とにかく完璧、本当に名作、観て良かった。
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