冒頭、もうそんな歳ではないのに、階段を
母に手を取られて降りてくるヴィクトリア
次の女王(国王)となることが決められている。
日本史でも「聖徳太子は推古天皇の摂政だった」て、習ったように、
イギリスでも、国王が幼い場合は、摂政を置くらしい。
ても、ヴィクトリアは、これを拒否。
母やその仲間の権力者と対抗していく。
正直、中盤まではもたもたしていて、あまり乗れなかった。
でも、そんな停滞している映画を終始引っ張っていったのは、
若きエミリー・ブラント。
気品もあり、やる気もあり、キュート
だけど、強情、でも、まだ幼い、
そんなヴィクトリア女王を見事に再現していた。
ラブロマンのくだりは、なんとも微笑ましくて、爽やかな印象。
イットキノ幸せという感じ。
結婚してからの葛藤で、よーやく
面白くなってきたぞ!と膝を打ったのだが
そこから割とあっさりまとめてしまった!
はあ、そうでしたか、的な作品ではあるが
繰り返すが、エミリー・ブロントは
その後の活躍がここの時点で見えていた
ような力演です。
作品としての深みはやや足りないかな。