韓国製学園ホラー。なんだかよく分からない映画である。最初から最後まで頭の中を埋め尽くすのは疑問符だけ…となるとそうだ、これはまるで大林宣彦の『HOUSE ハウス』の超劣化版ではないか！？
映画サークルの生徒たちが制作する自主映画の映像を挟み込むことによって、現実と虚構の境目のようなものを描きたかったのかもしれないが、ヘンテコな効果音をはじめ、ストップモーションの多様、場にそぐわないBGMなどその全てがマッチせずひたすら上滑りしているのだ。
ただ貧乏なのに金持ちのふりをしている女の子の存在はなかなか面白かったな。どう見ても危ない綱渡りなのに虚勢を張り続けている姿がかわいい。
