ペコリンゴ

首だけ女の恐怖のペコリンゴのレビュー・感想・評価

首だけ女の恐怖(1981年製作の映画)
3.2
記録。
伝承が生んだぶっ飛びモンスター。

80年代インドネシア産ホラー。
もうさ、このジャケ写のインパクトったらなかなか無いでしょ。なんてキャッチーさやねん。これは手にとっちゃいますよね。

まずね、ご覧の通りごっそり内臓ついてるんですよ。内臓ついてたら首だけちゃうやんって(笑)

舞台は今日日リゾート地としても有名な常夏の島バリ。黒魔術を研究するためにこの地にやってきたアメリカ人女性キャシーは、最強の黒魔術「レヤク」を操る魔術師のババアに弟子入りする。早々に豚への変身能力を会得する逸材キャシーであったが、彼女の体にはある異変が起きていた…。

まぁ先程申しましたとおり、実際は首と内臓だけ女なんですが、それにしても内臓が少ねぇし汚ねぇ…。こんなんが夜な夜な窓から部屋ん中に飛んでくるんだからどうかしてる。帰る時も窓から飛んでくんですが、高度を見誤ったのか窓枠に腸ぶつけてるのは流石に吹いた。痛ないんかアレ?

まぁこの時点で真面目な鑑賞なんてしてない訳ですが、最終的にしょっぱい能力バトルがおっ広げられ、余韻を残す事なく唐突に迎えるラストなんかはもう脱帽ものですよ。潔い。だってどうせ余韻なんて無いですもん。スパっと終わるのが最適解ってもんですよ。

んー、昭和日本の特撮作品のような合成で描かれる特殊効果は今見るととんでもなくチープだけど個人的には微笑ましくて好きかなぁ。

まぁ人には絶対オススメしませんけどね。